組合について

「奈良県織物工業協同組合」は、奈良県における織物業の発展を目的として昭和22年2月に設立。
現在、19の企業が組合員となり、織物業の振興に努めています。

奈良県の織物業の歴史

日本文化発祥の地である奈良県は織物の歴史も古く、奈良時代には麻織物(奈良晒)が多数生産されて普及。また綿織物も大和木綿として有名になり、特に大和絣※1は全国的に好評を得たといわれます。江戸時代末期には伝統織物はさらに発展し、明治には綿蚊帳が開発されました。その後、広巾織機の導入による縫い目なし蚊帳が作られてシェアを拡大。しかし戦後に蚊帳の需要が激減したことから、綿・麻糸主体の襖地、スフ糸100%の製品の開発を目指し、襖地の基礎を築きました。さらにこうした蚊帳地製織技術を活用して、農工業資材や内装資材、生活雑貨織物へと生産品目を拡大。現在の薄地織物産地としての地盤を確立しました。
※1大和絣:奈良県で織られる綿絣。古くは白絣。

「目の粗い薄織物」の特性を活かした生産品目

大和絣や蚊帳生地の生産技術を活かした目の粗い薄織物を得意とする奈良県の織物業は、産業用・住宅用・家庭用資材を中心に展開。現在は農業用寒冷紗※2や工業用基布などの農工業用資材の生産が総生産量の約30%。襖生地、壁紙、カーペット基布といったインテリア内装資材が約26%を占めています。また、肌着用ガーゼやキッチンクロス、ラッピング用品、ブックカバーなど、衣食住の様々なシーンで活用される生活雑貨織物も生産しています。
※2寒冷紗:粗く平織りにした薄い布を、糊付けして固く仕上げたもの。

組合概要

名称
奈良県織物工業協同組合
代表者
理事長 丸山欽也
TEL
0745-22-5000
FAX
0745-52-7788
MAIL
orimono@apparel-nara.com
住所
〒635-0024 奈良県大和高田市日之出西本町6番23号

交通アクセス

  • •近鉄「大和高田駅」から東へ徒歩3分
  • •JR「高田駅」から北へ徒歩7分

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